ルパン制作ブログ ルパン座トーク ルパン制作スタッフによる制作裏話

第24話「世界解剖 後篇」ウラ話~ありがとうルパン!~

2016.03.18

皆さん、こんにちは!テレコム制作進行見習いのナカノンです。
とうとう「ルパン」の放送が終了してしまいました…さみしいです。最終回はスペクタクルな展開でしたね。まさか絵の中に入るなんて!驚きです。
ウラ話のトリを飾るのは疋田先輩です!



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◆ 疋田先輩!!とうとう終わってしまいました…。最終回の制作をやってみていかがでしたか?

疋田:シリーズを通してずっと意識していたのは、僕が担当する話数では髙橋優也さんを作監にすることと、社内アニメーターの佐久間千秋さんを原画に入れるということ。
残念ながら最終話では他作品との兼ね合いで佐久間さんは入れなかったけれど、これまで僕が担当した話数では4話、11話、19話に参加してもらったよ。髙橋さんには最終話も入っていただけた。

 

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◆ 髙橋さんのお名前はこれまでにもウラ話で話してくださいましたね。(12月11日更新 第11話「イタリアの夢 前篇」ウラ話~作監・髙橋さんの情熱!

疋田:4話の段階でこの人をつかまえたら大丈夫、という意識があったんだよね。最終話ではAパートまるまる髙橋さんに作監に入ってもらったよ。原画も、まとまったカット数を髙橋さんだけでやっていただきたいという話をして、相当数お願いした。

◆ なるほど!髙橋さんに対する信頼が厚いんですね。髙橋さんはどのシーンの原画を担当されたのでしょうか?

疋田:レベッカとルパンが落ちてからレベッカの悪夢が覚めるまでだね。

 

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◆ あのシーンとても素敵でした!1話を彷彿とさせますね。Bパートについてはいかがでしたか?

疋田:友永さんにレイアウトを切っていただいた。友永さんは一番多くレイアウトを切ってるね。Bパートのアクションパートは友永さんのために用意されたようなシーンだよね。本当は原画までやっていただく予定だったけど、他話数との兼ね合いもあって原画はお願いできなかったんだ。

 

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疋田:その代わり、友永さんが切ったレイアウトの二原(第二原画の略。他のアニメーターが描いたラフな絵から原画を起こすこと。通常、若手のアニメーターが行うことが多い)を凄い方達に描いていただいた。髙橋さん、酒向さん…。酒向さんには、「友永さんがレイアウトを切るなら、二原が出たら僕にやらせて」と言われてて。他のお仕事も忙しい中受けてくれたんだよね。

◆ 友永さんのレイアウトは人気だったんですね。その気持ち、分かります!

疋田:そうだね。あと滝口さんのレイアウトもすごかったんだよ。滝口さんが担当したのはラストシーン(駅からホームまで)。滝口さんも知る人ぞ知るとんでもない人なので、「滝口さんの二原いかがですか」とお声掛けして超豪華な方々にやっていただきました。

◆ ほんとだ!テロップ見ると作監陣が二原やられてますね!なんて豪華な…。

疋田:今回のルパンでは他話数でもベテランと呼ばれてる方が大ベテランの二原をやってくれることがあったね。徳永の話数だけど、21話「日本より愛をこめて」では田中敦子さんの二原を小美野雅彦(こみのまさひこ)さんがやってくれた。

◆ え?!小美野さんて「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」のキャラクターデザインにして総作監の方ですよね?!

疋田:そうなんだよ。ベテランと呼ばれてる方々はキャリアを積まれてても勉強熱心なんだって痛感したね。天才と言われている方も、絶対努力されてる。それに「作品に参加したい」って熱意と行動力を持ってる。

◆ 自分で掴み取る!って姿勢が大事なんですね。ラストの終わり方が印象的でしたね。

疋田:ラストシーンは浄園さんがディレクションしたようなものなんだ。浄園さんのアイディアを矢野さんが絵コンテに落とし込んで、滝口さんが形にしたよ。

 

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◆ 電車が通り過ぎている間も、ルパン一味に芝居をつけているのが印象的でした!

最後に、シリーズを振り返ってみていかがですか?

疋田:新しい「ルパン」シリーズをやる中で、テレコムブランドが変わりつつあると思う。「ルパン」という作品に集まってきてくれた実力派のフリーランスのアニメーターさんに引っ張ってもらって、社内の若手アニメーターさんにもどんどん前に出て欲しいと思った。テレコムはベテラン陣が今でも第一線で戦ってくれてるけど、遠慮なんかいらないんだって思って欲しかった。ベテラン陣の手はもちろん必要だけど、それだけじゃダメ。若手の新しさを加えて初めて今回の「ルパン」になる。

◆ 放送前に浄園さんもおっしゃってましたね。(9月28日更新「新しいルパンが始まる!友永×矢野×浄園 de ルパン座トーク!」)

疋田:そういうプロデューサーの方針を受けて、僕ら制作進行が出来るのはひとつの話数の中のアニメーターの布陣決め。だから、稲手さん・田口さん(サブキャラクターデザイン)と同期の佐久間さんにアニメーターとしての実力を発揮してもらいたかったんだ。アニメーターはやっぱり実力主義のお仕事だから、自分の腕と名前を看板にしていってほしいと思ってる。

◆ この「ルパン座トーク」でも稲手さん、田口さん、佐久間さんには大変お世話になりました!若手の先輩たちがどんどん活躍されてる姿を見ることが出来て、とても楽しかったです。

疋田:テレコムは今非常に面白いところにいると感じる。「古き良き」を残し、「新しさ」を出す。それを世間の皆さんにお見せ出来たんじゃないかな。そのタイミングに僕らが立ち会っているのはワクワクする。一石を投じることが出来た作品に携わることが出来たのは嬉しいね。

◆疋田先輩、一番最初とキャラが違いますよね…(10月23日更新「第4話「我が手に拳銃を」ウラ話~制作進行は大変だ?
熱いお言葉ありがとうございました!




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10月の放送から約半年、途中にテレビスペシャルも挟みつつ24話無事完走しました!振り返ると、タテ軸エピソードの壮大さもさることながら、個別エピソードの幅広さも楽しかったですね!人情噺にユーモア、シリアス、そして超クールな回!登場するサブキャラクターたちも楽しみでした。テレコム内のてんやわんやっぷりが今となっては懐かしいです。しみじみ。
放送が終わっても「ルパン座トーク」はまだ終わりませんよ!次回更新は3月25日(金)です。浄園さん、友永さん、矢野さんによる「ルパン放送終了」鼎談をお届けします!制作を終えた感想をお聞きしますので、お楽しみに!
更に更に!4月には、阿佐ヶ谷LoftAさんで打ち上げイベントを行います。(前回のイベントの模様はこちら!1月1日更新「ルパン座トークin阿佐ヶ谷ロフトA イベントレポート!」

疋田先輩のお話にあった作監の髙橋さんのライブドローイングも見られるかも…!前回来られなかった方には特にご覧いただきたいですね!ささーっとルパンが生まれる瞬間の感動といったら…!疋田先輩の信頼度に納得されると思います!参加される方はぜひぜひ楽しんでくださると嬉しいです。

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