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第1話「ルパン三世の結婚」ウラ話~ワインは友永ブランド!

2015.10.02

こんにちは。テレコム制作進行見習いナカノンです。
どうでしたか!「ルパン三世」第1話!
面白かったですよね!
さて今回からは、放送したばかりの話数のウラ話を制作進行の先輩たちに聞いちゃいます。

第1話の制作進行は原田江里菜さんです。
原田さんは昨年入社なので、私の一つ先輩にあたります。

忙しくてもいつもネイルが美しい、女子力高めの頼れる先輩です!

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◆原田さん、よろしくお願いします。早速、第1話で印象的に覚えてることは何ですか?

 

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原田:やっぱり友永さんかな。

◆というと?

原田:話の中でヴィンテージワインが出てくるんだけど、もちろん架空の銘柄なの。これ、実は友永さん押しになってるんだ。名前にTOMって入ってて、もちろん友永さんの名前から取ってるんだけど、凝ってるのは製造年。1952年になってて、友永さんの生まれ年なの!

 

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◆ひゃー、もちろんわかりませんでした・・・

原田:あと、ラストに出てくる飛行機は大変だったな。

◆あのオスプレイみたいなヤツですか?

原田:最初は全然違うデザインだったの。ほら、前半のシーンで、レベッカがルパンに飛行機の設計図を見せるところがあるでしょ?あの飛行機をそのまま出そうと思ってたの。そしたら…

 

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◆そしたら??

原田:浄園さんがヒトコト、「これは違うな。」

◆えー!?社長、そんなこと言うんすか?!

原田:しかも色まで決め終わったところで。

◆オニですね…。でも、そこからデザイン変更なんてアリなんですか?

原田:友永さんたちがいちからデザインし直してくれて、今の形に落ち着いたんだ。
でも、設定が変わったら、今度はコンテも変えなきゃいけなくなっちゃって、友永さんが絵コンテも修正してくれて。

 

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◆それは大変でしたねぇ。ところで第1話はレベッカ初登場ですよね。

原田:最初は、レベッカは描くのが難しいっていろんな方に言われてて、1話の頃は友永さんが「レベッカをかわいく描けるのは横堀くんだけ」なんて言ってたのが印象的だな。

 

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◆友永さんもそんなことを?

原田:あと1話の頃は、どんなルパンにするのかっていう話を、友永さん、矢野さん、横堀さんといったメインどころの方たちがよくしてたんだよね。ファーストか、セカンドか、カリ城(「カリオストロの城」)か、風魔(「風魔一族の陰謀」)か、どんなテイストでいくのか、っていう。実は、私はそれまでルパンをあまり見たことがなくて、そういう話についていくために昼休みはずっと昔のルパンを見てたね。横堀さんがファーストの1話が好きで、ファーストの1話は何度か一緒に見させてもらった。

◆やっぱり1話はシリーズの最初なので、監督たちも方向性を模索してたんですね。原田先輩、ありがとうございました!