ルパン制作ブログ ルパン座トーク ルパン制作スタッフによる制作裏話

キュートな顔してひっかきまわす台風娘!?~レベッカのデザイン・色彩設計

2015.10.26

皆さまこんにちは!テレコム制作進行見習いのナカノンです。

今度の「ルパン」はいかがですか?

さてさて本日はキャラクターデザイン・総作画監督の横堀さんと色彩設計の山本さん、そして制作進行の師匠・ホリコ先輩にレベッカのキャラクター作りについて教えていただきます!

 

***

 

◆ 横堀さん、山本さん、ホリコ先輩!今日はニューキャラクター・レベッカについて教えてください!

ホリコ:最初のイメージではモニカ・ベルッチ(イタリアのモデル・女優。類まれな容姿からイタリアの至宝と呼ばれることも)だったの。そこからジェシカ・アルバ(アメリカの女優)にいき、最終的にパリス・ヒルトン(ヒルトンホテル創業者一族の令嬢。お騒がせセレブとして有名)のイメージに落ち着いたね。似てるかは別として、性格はパリスっぽいっていう。

横堀:とにかく不二子との差別化をしたかったんだよ。スタイルは多少細めで、少女っぽさを残したデザインにしたね。

 

01

 

◆ 不二子より若い感じがしますね。髪のデザインはいかがでしたか?

横堀:サイドの髪を少し垂らしてる。実は髪の毛をいじってほしかったんだよ。誘惑するようなシーンのときに、仕草として使えるかなと思ってね。

山本:へぇ~そうだったんだ。知らなかった!

 

02

 

◆ 髪の色が特徴的ですよね。

山本:今までにない組み合わせの色を使いたかったんだよね。それで金髪にミントグリーンのメッシュを入れたんですよ。この子の性格を聞いてると何やってもいいのかなと思ったんだけど、下品にはしたくなかった。でも目立たせたいし…そのあたりのバランスが難しかったね。

 

03

 

横堀:「ルパン」のサブキャラって難しいよね。

山本:5人の個性が強すぎて…色づくりも大変。レベッカは5人の中に入っていかなきゃいけないから、浮かないように、でも強烈な個性を出していきたかったの。

横堀:その点はうまくいってたかな。サブとメインの違和感はなかった気がする。

◆ 音楽の大野雄二さんもレベッカをとても気にいってくださったと浄園さんが云ってました!

山本:私は最初レベッカに対して不信感もってた(笑)。お金持ちでゴシップ・クイーンで好きなことやってて、家でも綺麗に化粧して。でも話が進むうちにどんどん感情移入して、レベッカがどうしてこうなったかを知ってからはもう…今は大好き!

04

 

◆ 見進める内に好きになりますよね。ハイ・ティーン時代のレベッカが異常なほどかわいかったです!

横堀:あれで全部でもよかったな(笑)。かわいいよね。

山本:かわいい!番外篇作ろうよ。

◆ 前髪パッツンのボブで、今のレベッカのイメージと全く違いますね。

ホリコ:レベッカの設定を作るときに、まず浄園さんからパッツンロングがいいって話があったの。それで横堀さんに描いてもらったんだけど、表情がきつく見えちゃったんだよねー。それで過去のレベッカで使ったのよね。色も、破天荒なキャラになる前のお嬢様的な色合いにしてもらって、前髪だけグラデかけて。

横堀:実は髪を片耳にかけて、左右で微妙に変えてるんだよね。

山本:今気が付いた!

 

06

 

◆ あっ、こ、これ、見せちゃっていいんですか!?

ホリコ:ま、いいんじゃない?

◆ かわいいですねーやっぱり。

横堀:だよねぇ。

◆ もちろん今のレベッカもかわいいです!そして瞳の色もとても綺麗です。

山本:今回ルパンのジャケットが空の青だから、レベッカは海の緑の色にしようと思ったの。髪色にも合うでしょ?

 

05

 

◆ それはとてもロマンチックです!横堀さん、山本さん、ありがとうございました!

 

***

 

スタッフ皆が大好き!ハイ・ティーンレベッカの登場はまだ先ですが、ぜひ忘れずにチェックしてくださいね!引き続き「ルパン」をお楽しみください☆