『タイドライン・ブルー』アフレコレポート!

8月某日、この日はスタジオマウスにて第10話のアフレコがありました。

前日に、別の話数の演出さんから「みんな結構早く来て練習してるから、遅刻すると目立つよ。早めに入っておいたほうがいいかも」とのアドバイスをうけていたにもかかわらず、私はのんきにスタジオに向かっておりました。アフレコ開始15分前、暑さでヘトヘトになりながらも、ようやくスタジオマウスに到着しました。

録音スタジオのある階までエレベーターで行き、ガラスの扉を開けると、そこは応接室のようなきれいな部屋。土足厳禁なのでスリッパに履き替え中に入ります。廊下のソファでは何人かの役者さんが台本を持って、すでに練習に入っていました。あれ、他の役者さんまだ来ていないのかな…と思いながら奥に進んでびっくり!録音ブースを覗くとたくさんの人たち!今日の出演者ってこんなにいるんだ。スタジオが静かに感じたのはブースが防音だったせいかも。全員すでに揃っていて練習に入っていました。すごい熱気です。

コレがアフレコ台本。
表紙はやはりブルー。

「おはようございま〜す」と挨拶をかわし、私はその奥の調整室へと向かいました。こちらには録音監督の佐藤さんと録音スタッフ、プロデューサー、各話演出さん等がスタンバイしています。皆さん穏やかに談笑し、アフレコ開始時間を待っていました。飯田監督はスタジオ入りが少し遅れるとの連絡がありましたが、アフレコに関しては録音監督が仕切ります。

午前10時、いよいよアフレコスタート。ブースには壁ぞいにソファがあるのですが、ほとんど満席状態。今回の第10話にはメインキャストのほかに、新国連軍、グールド側、そして浮きドックの人々が出てくるので出演者がこんなに多いのですね(もちろん兼任されてる方もいます)。

まずは映像を流しながらAパートを合わせます。マイクは4台。次から次へと流れるように役者さんが入れ代わります。1回目の合わせでこんなに声と映像が合うんだ…と、私は感心して見ていました。どうやら出演者には、本編の入ったVHSのテープが事前に渡っているので予習が出来るのだとか。なるほど。
 

こちらは調整室。ガラスの向こう側に
役者さんたちがいます。

絵と声とを合わせている間に録音監督、録音スタッフは台本にペンを走らせます。合わせが終わると、録音スタッフから役者さんに、セリフが重なる部分やガヤ等の、別録り箇所の指示が入りました。その後、録音監督は席を立ち、調整室を出てブースに向かいます。マイクはオンになっているのでブース側の声が聞こえるのですが、録音監督がブースに入った瞬間、張り詰める空気を感じました。
役者さんに録音監督は「このセリフはもう少し重く」「ここはもっと自分の意思をしっかり出す感じで」「ここは声はいらない、息づかいだけで重たさを出して」などの詳細な指示を出します。

そして2回目の合わせに入ります。次第にキャラが生き生きしてきました。ジョゼ役の氷上さんは長ゼリフで苦戦。ある食べ物の発音が難しかったようです。途中、グールド役の土師さんが調整室にやって来て、ある単語のイントネーションについて監督たちに指示を仰いでいました。

3回目でようやく本番です。遅れて飯田監督が到着しました。アフレコはかなり進んでいましたが、飯田監督は佐藤録音監督をしっかりと信頼されている様子でした。

Aパート無事録音終了。少しの休憩の後、Bパートに移ります。Bパートも同じく厳しいチェックが入ります。再び録音監督がブースへ。再び張り詰める空気。その間、調整室では録音スタッフと飯田監督、プロデューサー等でヤキトリ屋の話で盛り上がり、とても和やかな空気だったのでした。ガラス一枚で分かれる空気の違い。すごいなあ…。

Bパートも録音終了。調整室にいるスタッフらに挨拶をして帰路につく役者さんたち。しかしキール役の阪口さんだけが一人残っていました。この後、予告の録音が有るからなのです。予告の文章はだいたいアフレコ当日に渡されるのですが、一度声を入れてみると、どうやら時間ギリギリの様子。ちょっと文章が長いかなということで、監督たちで少々変更を入れます。このへんは臨機応変です。

予告の収録も終わり、これで本日のアフレコはすべて終了しました。時間はすでに午後1時半。どうやら30分押しだったようです。キャスト、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした!

(しょーじ)
2005.09.15

 
 
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