姿三四郎

概要:
1981年6月8日放送(フジテレビ系列) 全1話(70分)

1980年頃、日本文学等を題材に、数ヶ月のペースで1話完結の長編アニメを放送する「日生ファミリースペシャル」(フジテレビ系列)という番組がありました。本作『姿三四郎』は、この番組の一作品になります。

本作の放送一年前に、夏目漱石原作の『坊ちゃん』が放送されました。この作品では、キャラクターデザインにモンキー・パンチ氏、主人公役に西城秀樹氏を起用しています。破天荒で頑固な主人公を表現した両氏は視聴者に好評で、本作でも引き続き起用することになりました。
また、本作の劇中では、語り役の三遊亭円丈氏が実写で出演するなど、趣向をこらした構成になっています。

本作の制作はテレコム。2ヶ月ほどの制作期間でつくられました。作画監督は友永和秀で、これが初作画監督作品となります。「柔道の動きのリアルさを目指すのではなく、アニメの動きの面白さを追求した」という友永。原画には、現在の作画監督クラスのスタッフが多く参加し、また当時の若手原画マンも実力をつけはじめた時期ということもあり、友永の言葉どおり繊細な芝居から、ダイナミックなアクションまで、アニメならではの動きを堪能できる一作となっています。因みに村井半助VS三四郎の対決シーンは、大塚康生が担当しています。

DVDは2001年1月に発売されました。ジャケットは友永和秀が描き下ろしています。

 
ストーリー:
明治23年。東京の夜の街に、名のある柔術家を狙った“辻投げ”が出没する。その正体は、自分より強い柔術家を求める青年・姿三四郎であった。三十九人目にして三四郎は、柔術を改良した“柔道”を提唱する人物・矢野正五郎に投げられる。この男の強さに魅せられた三四郎は、さっそく彼の元に弟子入りする。

ある日、華族の舞踏会で無用な騒ぎを起こした事がきっかけで、三四郎は稽古差し止めの身となってしまう。そんな時、柔道を憎む柔術家・檜垣源之助が清道館に現れ、三四郎に闘いを挑んできた。それを拒む三四郎。彼はどんなに檜垣に痛めつけられようとも一切手出しはしなかった。その様子を見ていた矢野は、彼の稽古差止めを解除した。

ある雨の日、三四郎は橋の上で乙美という娘に出会い、恋心を抱く。ところが彼女は、武術大会で三四郎と対戦する柔術師範・村井半助の娘であった。恋する娘の父親との対決に悩む三四郎。一方、乙美を手に入れ、武道界の制覇を狙う檜垣は、三四郎と半助の対決の裏で密かに策略を練っていた…。
メインスタッフ:
原作/富田常雄
製作/藤岡豊
演出/三家本泰美
脚本/神波史男、大原清秀
キャラデザイン/モンキー・パンチ
作画監督/友永和秀
美術監督/松宮清純
編集/鶴渕充寿
音楽/タリスマン
メインキャスト :
姿三四郎/西城秀樹
矢野正五郎/野沢那智
村井半助/宮川洋一
乙美/岩崎良美
檜垣源之助/大塚周夫
金之助/富山敬
門馬/加藤修
高子/吉田理保子
ナレーター/三遊亭円丈
著作:
©富田常雄・TMS
 

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