ルパン三世 くたばれ!ノストラダムス

概要:
配給:東宝 公開日:1995年4月22日 上映時間 98 分

『ルパン三世』の劇場版第5作目。テレコムにとってルパン作品の制作は、OVA『ルパン三世 風魔一族の陰謀』以来になります。この頃、テレコムではすでにデジタル仕上を一部導入してはいましたが、それはまだ劇場のクオリティには達しておらず、本作品ではアナログ(セル彩色、フィルム撮影等)で制作しています。(※TV放送用の予告は山田康雄氏バージョンのみデジタル)

本作品『くたばれ!ノストラダムス』の制作はテレコム主導で行われ、演出には富沢信雄が立ちました。さらに、総監督として実写映画の監督で有名な伊藤俊也氏が、アニメーション監督として白土氏が付くという少々複雑な体制で行われました。
テレコムは、この作品に入る前まで海外作品をメインに制作していたこともあり、キャラクターのアクションが若干大袈裟になっていますが、作画技術の水準は非常に高い仕上がりになっています。

この年は阪神淡路大震災のあった年でした。関西のスタジオに発注していたカットが、絵の具瓶の落下・破損により、一部作画しなおしを余儀なくされるという事態がありました。テレコムにも制作に影響が全く無かったわけではなかったのです。
また、公開直前には某カルト教団が起こした地下鉄サリン事件が発生。事件・宗教とも全く関係のない本作品が、ストーリー展開に似ている点があると話題になるなど、いろいろな事が起こりました。

そしてルパン三世シリーズの大きな損失がひとつ。アフレコ直前に、主役の山田康雄氏が病気のため他界されました。ピンチヒッターとして選ばれたのは、物真似タレントとして人気の栗田貫一氏。突然の起用で苦労されていましたが、栗田氏は精一杯健闘してくれました。この年以降、TMSで制作されたTVスペシャル版には、栗田氏が引き続きルパン三世を担当しています。
本作品のエンドクレジットの最後には、「永遠のルパン三世 山田康雄さん ありがとう」の追悼メッセージを追加し、山田氏の功績を称えました。

 
ストーリー:
ダグラス財団が保有する超高層ハイテクタワー"アースビル"の最上階には、失われた『ノストラダムスの予言書』が保管されていた。予言書を保有していると主張するノストラダムス教団の教祖を名乗るライズリーは、その預言書を奪おうと狙っていた。
不二子もこの預言書を狙い、ダグラスの一人娘・ジュリアの教育係としてダグラス財団にもぐりこんでいた。銭形の追っ手から逃れ、アトランタ行きの飛行機に乗り込んだルパンと次元は、ジュリアと不二子に出会う。突然その飛行機はハイジャックにあい、何者かによってジュリアは誘拐されてしまった…。

不二子の狙いが予言書だと知ったルパンはアースビルに赴くが、そのビルのセキュリティシステムは驚くべきものだった。ルパンは、かつてこの金庫室の侵入に成功したとされる男に会うため、処刑島へ飛ぶ。果たしてルパンは『ノストラダムスの予言書』を手に入れることが出来るのか?
メインスタッフ:
総監督/伊藤俊也
監督/白土武
演出/富沢信雄
絵コンテ/白土武、友永和秀、富沢信雄
作画監督/八崎健二
プロデューサー/伊藤和明、伊藤響、中谷敏夫、松元理人
脚色/柏原寛司、伊藤俊也
美術/工藤ただし
音楽/大野雄二
協力/大塚康生
メインキャスト:
ルパン三世/栗田貫一
次元大介/小林清志
峰不二子/増山江威子
石川五右ェ門/井上真樹夫
銭形警部/納谷悟朗
ジュリア/安達祐実
ライズリー/小松方正
マリア/檀ふみ
クリス/大塚明夫
ダグラス/阪脩
フィリップ/八奈見乗児
著作:
©モンキー・パンチ/TMS・NTV
 

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