じゃりン子チエ

概要:
配給:東宝 公開日: 1981年4月11日 上映時間:110分

漫画アクション(双葉社刊)連載の、はるき悦巳氏原作の人気コミックを劇場アニメ化。大阪の下町を舞台に、小学5年生のチエと父親のテツを中心に繰り広げられる人情物語。監督は高畑勲氏です。

劇場版の企画が上がる頃、世間は漫才ブームの最中でした。その流れに乗り、キャストは当時大人気のお笑い芸人を多数起用し話題を呼びました。お笑い芸人以外の声優も関西出身の役者を起用しています。制作準備段階では、監督・美術等の主要スタッフによる大阪のロケハンも行われました。原作に対する細部へのこだわりが、作品から滲み出る「関西の空気」のリアルさを表現したといえるでしょう。

テレコムとしては、『ルパン三世 カリオストロの城』の次に制作した劇場作品となります。1980年の夏過ぎから制作準備に入り、同年12月から本格的に制作開始。『カリオストロの城』よりも使用したセルの枚数は多いですが、制作スケジュールのほうは厳しいとはいえ余裕はあり、そのためスタッフも存分に実力を発揮しているので、非常に完成度の高い仕上がりとなっています。

大阪が舞台ということもあり、本作品は関西方面でヒットしました。それを受けて同年10月(〜'83年3月)にテレビシリーズ(全64話)が制作されました。テレコムはこのシリーズの、いくつかの話数を手掛けています。その後、1991年には『チエちゃん奮戦記 じゃりン子チエ』(全39話)というタイトルで再びテレビシリーズが制作されました。

 
ストーリー:
「ウチは日本一不幸な少女や!」が口癖の小学5年生、竹本チエは、バクチとケンカに明け暮れる父・テツに代わって家業のホルモン焼き屋を一人できりもりしていた。そんなチエの一番の楽しみは、別居中の母・ヨシ江と会うこと。このことはテツには内緒だ。母に会った帰り道、チエの足取りは重い。やっぱり親子三人で暮らしたい…チエはそう願っていた。
そんなある日、テツの留守中に遊興倶楽部の社長がバクチの借金を取りにやってきた。社長は自慢の猫アントニオを小鉄にしかけるが、アントニオはあっさりと敗退。数日後、愛猫を失った社長は改心し、お好み焼き屋を開いていた。ヤクザが店を出入りすることに悩んでいた社長に、テツは用心棒として雇われることになった。職を得たテツだが、ある日、縁日でチエがヨシ江と会っているのを目撃してしまう…。
メインスタッフ:
原作/はるき悦巳
製作/多賀英典 片山哲生
監督/高畑勲
脚本/城山昇
キャラクターデザイン/小田部羊一
作画監督/小田部羊一、大塚康生
美術/山本二三
音楽/星勝
メインキャスト:  
チエ/中山千夏
テツ/西川のりお
ミツル/上方よしお
社長/芦屋雁之助
ヨシ江/三林京子
おバア/京唄子
おジイ/鳳啓助
花井渉/桂三枝
花井拳骨/笑福亭仁鶴
マサル/島田紳助
タカシ/松本竜介
テツの仲間/オール阪神・巨人
カルメラ兄弟/ザ・ぼんち
アントニオ、アントニオ・ジュニア/横山やすし
小鉄/西川きよし
著作:
©はるき悦巳/双葉社・東宝・ユニバーサルミュージック・TMS
 

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