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概要:
『バットマン・ビヨンド』(邦題『バットマン・フューチャー』)シリーズは、1999年からアメリカのTVで第3シーズンまで放送され、人気を博しました。このシリーズの舞台は未来のゴッサム・シティで、主人公がお馴染みのブルース・ウェインから、高校生のテリー・マクギニスに世代交代しています。コスチュームも変更されており、マントが無く近未来的でシンプルなシルエットになっています。OVA『〜甦ったジョーカー〜』はこのシリーズの放送中に制作されました。新バットマンのテリーと、師匠となって彼をサポートするブルースが、復活した初代バットマンの宿敵・ジョーカーに立ち向かうという内容です。
テレコムは、このOVA作品以前から『バットマン・シリーズ』に携っています。その時の品質を認められ、本作品『甦ったジョーカー』の制作を任されました。テレコムは本作品で、アニメーション制作だけではなく絵コンテ等にも参加しており、作品を形成する大事な部分から関わっています。
制作は2000年。本作品では、仕上以降は背景も含め全てデジタル作業です。テレコムはこの作品で初めて「デジタル背景」を導入しました。当初、デジタル背景導入の提案にアメリカのスタッフは難色を示していましたが、デジタルで描かれた何点もの背景画の出来と、デジタル背景の利点をテレコムが示したことで、ようやくアメリカのスタッフからGOサインが出ました。
作品の中盤にある、バットモービルが衛星から地上へのレーザー照射に追われるシーンは、本作品の助監督が好きだった日本の劇場作品『AKIRA』のオマージュです。『AKIRA』のスタッフだった青山浩行氏がこの一連のシーンを担当しており、当時の経験を活かし非常に迫力のあるシーンを創りあげています。
このOVA作品は、アメリカで2000年10月に発売の予定でした。しかしその後延期となります。理由は過激なバイオレンスシーンがあるからでした。作品はすでに完成していましたが、幾つかの過激な(と言っても日本では全く問題にならないような)シーンが削除され、その結果テレコムでは多くのカットを作り直すことになりました。修正されたカットを含んだ完全版は、2001年4月にアメリカで無事発売されました。こちらを元につくられた日本版は同年9月に発売されています。アメリカでは、修正前のバイオレンスシーンを含む「アンカットヴァージョン」が2002年4月に発売されましたが、こちらは13歳以上の年齢制限がついています。(日本では未発売です)
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