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概要:
1998年 アメリカ(日本劇場未公開) OVA 本編79分
『アメリカ物語』は、製作総指揮のスティーブン・スピルバーグ氏が贈る、子ネズミ・ファイベルが主人公の愛と冒険の物語です。第1作は1986年に劇場公開され、主題歌『Somewhere
Out There』(Linda Ronstadt & James Ingram)が大ヒットしたことで有名です。続いて1991年に2作目『アメリカ物語
ファイベル西へ行く』が製作され、日本でも劇場公開されました。本作品はこのシリーズの3作目にあたります。
テレコムでの制作は1997年です。舞台はニューヨークということで、主要スタッフは制作に入る前、アメリカのスタッフとの打合せを兼ねてロケハンを行いました。路地や古い建物など、撮影された多くの写真の中には、ネズミの視点に立った超ローアングルなカットもたくさん含まれていました。
キャラクター等はアメリカで用意されましたが、テレコムではそれらの素材を補足修正し、レイアウトから画像完成までの作業をしています。
この頃、テレコムでは仕上以降の作業をデジタル化しています。しかし背景作業はまだデジタル化しておらず、紙に描かれた絵をカメラスキャンしていました。そのほかにも、デジタル上での光の表現がまだ確立しておらず、夜空にきらめく星などは、アナログ作業の時と同じくピンホール透過光の手法(黒のラシャ紙に穴を開け、実際の光を透過させたもの)をカメラスキャンする、という手段をとっています。
このように、本作品では多くの試行錯誤がなされ、デジタルとアナログの手法がいろいろな部分でミックスされています。
完成後、本作品はアメリカでは劇場公開されましたが、日本では未公開で、OVA(VHSビデオ)として販売されるに留まりました。2006年現在、国内ではまだDVD化されておらず、再発売が待たれている作品です。
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